小山駅東口にペデストリアンデッキ整備へ|駅前広場はどう変わる?
小山市では現在、小山駅東口駅前広場の再整備が計画されています。
小山駅中央自由通路「さくら道」と、白鴎大学方面へ延びる「大学通り」をペデストリアンデッキ(立体横断歩道橋)で結び、歩行者と車両の通行を分ける計画です。
小山駅東口は、朝夕の通勤・通学時間帯になると、家族などを送迎する一般車が多く集まります。
実際に駅前を通ると、一般車、バス、タクシーに加えて、駅から白鴎大学方面へ向かう歩行者も多く、特に朝夕はかなり混雑していると感じます。
今回は、小山駅東口駅前広場がどのように変わる予定なのか、小山市の公表資料をもとにご紹介します。

小山駅東口駅前広場・ペデストリアンデッキの完成イメージ(出典:小山市)※令和7年3月時点のイメージであり、今後変更される可能性があります。小山駅東口で問題となっていること
現在の小山駅東口では、駅から大学通り方面へ向かう歩行者と、駅前広場へ出入りする車の動線が交差しています。
特に朝夕は、通勤・通学の利用者に加えて、駅まで家族を送迎する一般車が集中します。
駅前ロータリー内でバスや一般車が行き交い、横断歩道を渡る人も多いため、渋滞だけでなく歩行者の安全面も課題となっています。
小山市も、歩行者と車両の動線が交錯していることや、通勤時間帯の渋滞を現在の問題として挙げています。
現市長の浅野正富市長も、2024年の市長選挙の際、小山駅東口にペデストリアンデッキがないことを取り上げ、駅前整備について発信していました。
駅を日常的に利用している方にとっては、以前から身近な課題だったのではないでしょうか。
ペデストリアンデッキはどこにつくられる?
計画されているペデストリアンデッキは、小山駅中央自由通路「さくら道」と、駅東口から白鴎大学方面へ延びる大学通りを結ぶものです。
小山市が公表している主な整備内容は、次のとおりです。
- デッキの延長:約50メートル
- メイン通路の幅:約9メートル
- 通路には全面的に屋根を設置
- エレベーター:2基
- 上下方向のエスカレーター:1基
- 階段を複数箇所に設置

ペデストリアンデッキとバス・一般車・タクシー乗降場の配置図(出典:小山市)屋根付きのデッキになるため、雨天時でも駅から大学通り方面へ移動しやすくなることが期待されます。
(白鴎大学とヤマダ電機の間の通りが大学通りって名前だったことを初めて知りました)
また、エレベーターやエスカレーターも設けられる予定で、高齢者や車いすを利用する方、大きな荷物を持って移動する方にも使いやすい施設となりそうです。
一般車とバスの乗降場所も入れ替わる予定
今回の再整備では、ペデストリアンデッキの新設だけでなく、駅前広場内の乗降場所も見直されます。
現在の一般車乗降場とバス乗降場を入れ替え、駅舎側をバス乗降場、ロータリー中央部を一般車乗降場とする計画です。
一般車の送迎が多い朝夕には、乗降場所の変更によって車の流れも大きく変わる可能性があります。
歩行者と車の動線が整理されることで、安全性が高まり、駅前ロータリー内の混雑が緩和されることが期待されます。
一方で、完成直後は乗降場所の変更に戸惑う方もいると思われます。実際に利用する際には、案内表示などをよく確認する必要がありそうです。
供用開始は令和11年度の見込み

小山市の公表資料によると、当初の予定から工事スケジュールが見直され、供用開始は令和11年度になる見込みです。
令和11年度は西暦では2029年度です。
予定されているスケジュールは、おおむね次のとおりです。
- 令和7年度:実施設計
- 令和8年度:支障物の移設や電線共同溝などの工事
- 令和9年度から令和11年度:ペデストリアンデッキ整備工事
- 令和11年度:駅前広場整備・供用開始予定
関係機関との協議や工事の進み具合によって、今後も予定が変更される可能性があります。
駅東口周辺の不動産にはどのような影響がある?
小山駅東口の安全性や利便性が向上すれば、駅周辺で暮らす方や、駅を利用して通勤・通学する方にとってはプラスの変化になります。
特に、城東、駅東通り、土塔、犬塚方面から小山駅を利用する方にとって、駅前広場が使いやすくなることは、生活利便性の向上につながります。
また、白鴎大学へ向かう歩行者の動線が整備されれば、駅から大学通りにかけての人の流れにも変化が生まれる可能性があります。
ただし、駅前整備が行われたからといって、周辺の土地や建物の価格が必ず上がるとは限りません。
不動産価格は、駅からの距離だけでなく、土地の広さや形状、道路状況、用途地域、建物の状態、周辺の取引事例など、さまざまな条件によって決まります。
駅周辺の不動産を売却・購入する際には、再整備による将来性だけでなく、個別の物件条件も確認することが大切です。
工事期間中の交通状況にも注意が必要
駅前広場やペデストリアンデッキの工事が本格化すると、工事車両の出入りや通行規制などにより、一時的に駅前が利用しにくくなる可能性があります。
朝夕は現在でも送迎車が多いため、工事期間中は普段より時間に余裕を持って利用したほうがよいでしょう。
駅東口周辺で土地や住宅、店舗、駐車場などを所有している方は、工事の進行状況や車の流れの変化も確認しておく必要があります。
小山駅東口は今後どのように変わるのか
今回の再整備は、小山駅東口の見た目を新しくするだけの工事ではありません。
歩行者と車の通行を分け、朝夕の混雑や歩行者の安全性を改善することが大きな目的です。
小山駅は、新幹線、JR宇都宮線、水戸線、両毛線が乗り入れる県南地域の主要駅です。駅前の利便性が向上することは、小山市全体の暮らしやすさにも関係してきます。
有限会社島田屋不動産では、今後も小山駅周辺の整備状況や、小山市内の不動産市場の変化を確認していきたいと思います。
小山駅周辺の土地・中古住宅・収益物件の売却や購入をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
※本記事は、2026年9月時点で小山市が公表している情報をもとに作成しています。計画内容や工事スケジュールは、今後変更される場合があります。

